タブレット教材と紙教材どっちがいい?実験データで比較!

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急速に拡大しているタブレット。最近では、私立の学校でも導入されたところがあるくらい普及し始めています。勉強の定番といえば紙教材だけど、タブレット教材もいいって聞くしどっちがいいのかな・・・と思っている方もいると思います。今回は、紙教材・タブレット教材のメリット・デメリットを紹介し、実際に行われた紙教材・タブレット教材の実験について紹介させていただきます!

1.紙教材のメリット・デメリット

(1)紙教材のメリット

一般的な紙教材ですが、タブレット教材に比べどのようなメリットがあるのでしょうか?

・途中式が残る

・赤ペンで修正が出来る為、見直しした時に思い出しやすい

・下線が引ける

⇒勉強とは何度も復習することで定着が図れます。紙教材は直接書き込みをすることです。途中式を書き込むことで、どうして間違ったのかなどよく理解でき復習には最適です。なぜここまで復習にこだわるのか?

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エビングハウスの忘却曲線

【引用:https://japaneseclass.jp/trends/about/忘却より】
皆さんはこの忘却曲線はご存知でしょうか?これは【エビングハウスの忘却曲線】と言います。一度は聞いたことある方もいらっしゃるかもしれません。知らない人の為に説明すると、人間は一度やったことはすぐに忘れてしまうことです。これを回避するために人間は復習を行って脳内で定着させていくのです。

 

・勉強をやった実感がわく

・自分なりの勉強法が身につく

・本番に近い状態で勉強できる

⇒当たり前のことですが、受験・テスト本番は紙でテストをします。タブレットだと本番の感覚を養うことが出来ません

(2)紙教材のデメリット

・図形・立体モノに弱い

・やる気をそぐ


2.タブレット教材のメリット・デメリット

(1)タブレットのメリット

現在急速に拡大している『タブレット』最近では様々な教材が出ています。タブレット教材はどのようなメリットがあるのでしょうか?

・楽しく勉強が出来、勉強への抵抗感がなくなる

⇒これが一番大きいでしょう。タブレットとなると勉強という感覚が少ないです。そのため、子供が楽しく勉強することが出来、勉強への抵抗感が薄まっていくのです。

・形がイメージしやすい(空間認識能力の獲得)

⇒タブレットの特徴として、紙媒体に比べ形がイメージしやすいということがあります。小学生で苦手になりやすい立体図形などに必要となる空間認識能力を幼児期から付けられるのは、大きなアドバンテージとなります。

 ・音声・動画が使用できる
・添削がその場で出来、手間がかからない

⇒紙教材だといちいち答えの本を見て1つ1つ添削する。。。という経験をして『面倒だなあ』と思った方はいないでしょうか?タブレットの場合は機械が一瞬で答え合わせをしてくれるので、面倒だった答え合わせの時間を省くことが出来ます。

 

・外でも勉強が出来る

・子供のデータが蓄積される

⇒技術発展をしてきたからこそできることだと思います。今までは子供の苦手というものを自分たちで理解し、克服しなければならなかったのですが、タブレット教材だと子供の学習データを蓄積して、子供の苦手を自動的に把握してくれるのです。

(2)タブレット教材のデメリット

タブレット教材のメリットがたくさんあるのはわかった!でもデメリットは?もちろんあります。タブレット教材のデメリットを紹介していきたいと思います。

・視力低下

・タブレット依存症

・タブレット本体代がかかるのもある

・姿勢が悪くなる

・暗記効果の実証データがない

・勉強とは関係ないゲームをしてしまう

・紙教材をしたがらなくなる

タブレットはメリットだけではなくデメリットももちろんあります。タブレットが楽しいがゆえにタブレット依存症になる可能性があります。また依存症が原因で視力の低下は避けられません。長時間のタブレット使用は控え、一日15分~30分の使用にしましょう。


3.ベネッセ教育総合研究所による実験データの比較

 実際に実験データによる比較が出ています。以下は紙教材・PC・タブレット教材での学習効果の実験データです。

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『調査では、それぞれ大学生60名と中学生60名に、iPad・紙・PCそれぞれのメディアを使って、文章・図形・写真の記憶テストを行わせた。その結果、表のような結果が明らかになった。
紙は「文章を思い出しやすい」「下線を引きやすい」「文章を読みやすい」「学習したと実感しやすい」などの優位性を見ることができた。一方、iPadは、「形がイメージしやすい」「写真を思い出しやすい」などの優位性があった。PCは特に大学生において「入力しやすい」というメリットはあるものの、他の2つより特徴が少なかった。
「今回の調査結果から、知識を問うような言語系の問題には紙のテストに優位性があることが明らかになりました(調査結果は後日CRETもしくはベネッセ教育総合研究所サイトにて発表予定)。また、写真や図などの非言語系の問題にはタブレット端末が優位であることが明らかになった。そして、iPadはPCよりも写真や図形を記憶したり、分析したりするのに適したメディアであることがわかったのです。2011年の調査結果に差がついたのも、こうした点が影響していると考えられます」
そして、赤堀先生が注目すべき点として挙げるのは、2012年の調査ではタブレット端末は「飽きにくい」と答えた人が紙やPCよりも多かったことだ。
2011年の調査でもテストとは別に実施したアンケートにおいて、タブレット端末を使用したテストを「もう一度やりたい」と答えた人が一番多かった。テストというとネガティブな印象をもつ学生・生徒が多いはずであるが、タブレット端末を使用したテストでは、クリックしたら映像や音声が流れたりするなど情報量は紙よりも多く、またPCよりも直感的に簡単に操作できることから、こうした調査結果がでたのではないかと考えられる。』

berd.benesse.jp

 

◎まとめてみると・・・

〇「文章を思い出しやすい」「下線を引きやすい」「文章を読みやすい」「学習したと実感しやすい」

×形・図形問題、やる気

 

タブレット教材

〇「形がイメージしやすい」「写真を思い出しやすい」、やる気

×知識を問う問題、つまり暗記系問題

 

4.まとめ

いかがだったでしょうか?今回は紙教材、タブレット教材のメリット・デメリットを紹介し、実際に行った実験データを紹介させていただきました。

紙教材・タブレット教材それぞれいい面もあり、悪い面もあります。最近ブームになってきているタブレット教材は私立の学校でも導入されていますが、私はタブレット教材1本で勉強させるのは反対です。タブレット教材は紹介させていただきましたが、暗記の実証データがなく、タブレットのみでは暗記は非常に難しいですしかしタブレット教材は、形・図形の強化が出来る、勉強の抵抗感がなくなるなどたくさんのメリットがあります。紙教材と併用する事で、子供の学習効果は何十倍にも膨れ上がるとは思います。

是非皆さんもタブレット教材で勉強を効率的に行い、子供の学習に役立ててください。